「なにかちょっと変わった趣味が欲しいけど、どんなものがあるか分からない」
「部屋をオシャレにしたいけど、どうしたらオシャレになるか分からない……」
今回は、そんな方にオススメの趣味を紹介します。
こんにちは、天野です!
多趣味(インドア限定)が高じて、様々な趣味や暮らしに関する情報をお届けしています。
突然ですが、「コケリウム」を知っていますか?
これは「苔」と「テラリウム」を合わせた造語で、最近注目を集め始めているインテリアです。
苔と聞くと、なんとなく地味な印象やジメジメしたイメージがあると思います。
ですが、じめじめしたイメージのある苔も、飾り方によってはとてもかわいいインテリアになってくれるんです。
その他にも、コケリウムには、他の観葉植物などの趣味と比べてたくさんの利点があります。
ぜひ魅力あふれるコケリウムの世界の扉を開いてみませんか?
この記事のポイント
・コケリウムを趣味にする魅力が分かる
・コケリウムを始めるのはお手軽/簡単
・オリジナルのインテリアが作れるのが最大の魅力
コケリウムが最強の趣味である3つの理由。
こちらの画像ですが、すべて筆者である天野のオリジナルのコケリウムです。
このオシャレでかわいいコケリウムですが、それ以外にも魅力が盛りだくさんです。
1.組み合わせは無限大。容器や小物、苔の種類次第で自分だけの作品に。
2.お手入れほぼ不要!面倒な日々のメンテナンスの必要なし。
3.密閉されて衛生的。虫が湧いたり土がこぼれたりする恐れなし!
1.組み合わせは無限大。容器や小物、苔の種類次第で自分だけの作品に。
コケリウムを構成する要素は、大きく分けて3つです。
・「容器」:コケリウム全体の印象を決める大きな要素。密閉型と開放型。
・「コケ」:コケリウムの主役。いくかの種類の苔を混ぜることも。
・「小物」:アクセント。その作品の世界観を決定づける。
これらを組み合わせることによって、世界に一つだけのコケリウムを作ることができるのです。
ただ買ってきたものを育てる、あるいは、ありもののインテリアを置くだけといった趣味から、一線画した趣味になるでしょう。
2.お手入れほぼ不要!面倒な日々のメンテナンスの必要なし。
苔を入れる容器には、密閉型と開放型の2種類があります。
※蓋があるかないかの違いで、厳密にそういう言葉があるわけではありません。
蓋のついた密閉型は空気の循環がなく、容器の中の湿気が逃げ出しにくい特徴があります。
苔の種類にもよりますが、密閉された容器の中なら多湿の空気を保つことができるので、一度の霧吹きで放置が可能です。
一度作ってしまえば日々の面倒なメンテナンスが必要ないので、平日は忙しい社会人に向いている趣味だと言えるでしょう。
(もちろん、コケの種類によって適した容器やお手入れの方法は異なります)
3.密閉されて衛生的。虫が湧いたり土がこぼれたりする恐れなし!
部屋に緑が欲しいけど、土が溢れたり虫が湧いたりしそうで植物は家の中に置きたくない。
そういった声はよく耳にしますし、私も似た意見です。
実際、手入れの方法を間違ってしまうと、観葉植物の近くに虫が見つかることも少なくはありません。
ですが、コケリウムの密閉した容器なら、土がこぼれることも虫が湧く心配もありません。
部屋の中でも衛生的に緑を楽しむことできるのも、コケリウムの魅力の一つと言えるでしょう。
コケリウムの始め方
コケリウムの作り方は以下の通りです。
①道具を用意する
②容器に土を敷き詰める
③コケ、小物をお好みで配置する
大まかに分類してしてしまうと、この3つの工程だけで完成です。
①道具を準備する
必要な道具はこちらの4つです
「容器」「土」「コケ」「小物(お好みで)」
容器(入れ物)
コケリウムを始める際に、もっとも大事になるのが容器(入れ物)です。
全体のコンセプト、中に入れる苔、構図、小物の種類などを容器の形をもとに検討します。
もちろん、逆に中の苔や小物を先に決めて、それに合わせて容器を選ぶ方法もあります。
いずれにしても、容器はコケリウムの顔になる大事な要素です。
地元のガーデニングセンターでも購入できますが、やはり通販が種類も豊富でお手軽です。
今回は蓋つきのものをまとめさせていただきました。
ぜひお好みの容器を探してみてください。
②容器に土を敷き詰める
びっしりと根を張る、ということはありませんが、苔にも土は必要です。
また、容器内の前後で高低差を演出するなどといったレイアウト的側面でも土は重要な要素となります。
土を敷き詰めるのに専門の知識はいりませんので、専用の土さえあれば簡単にレイアウトが可能です。
③コケ、小物をお好みで配置する
コケリウム作りの一番のポイントは、作品ごとにその世界観を決めることです。
たとえば、人形や動物の置物などを配置するファンシーな世界観なのか。
あるいは、石や流木、シダ植物などを配置するナチュラルな世界観なのか。
ひと口にコケリウムといっても、その表現の幅は無限大です。
石を使って大自然を演出したり、小さな人形を置いて人の暮らしに見立ててみたり、ぜひさまざまな工夫を楽しんでみてください。
特徴ごとの代表的な苔の種類
苔とひとくちに言っても、その種類は多岐にわたります。
一般に、苔というとじめじめした高湿地に生えているイメージがあるかと思いますが、必ずしも湿度の高い環境を用意しなければいけないわけではありません。
密閉型/多湿環境
コケリウムは容器のふたを閉めることで、高湿度の状態を保つことができます。
苔には乾燥を好む種類などもありますが、やはり基本は多湿を好むものです。
堅実に蓋のついた容器でコケリウムを作る場合、これらの種類の苔を中心にレイアウトしてみましょう!
・「タマゴケ」「シッポゴケ」など。
開放型など低湿度環境
高い湿度を求める苔の種類は多いですが、日光や乾燥を好む種類も一定数存在しています。
開放型の容器でコケリウムを始める場合、ぜひそうした種類の苔を中心にレイアウトしてみましょう。
・「スナゴケ(砂苔)」「ハイゴケ(這い苔)」など。
※ハイゴケ。背が低く、前面に敷くレイアウトに向いている。
高低をつけたレイアウトを楽しむ
苔のレイアウトを考えるうえで外せないのは、なんと言っても苔の見た目です。
そして、いくつかの苔を組み合わせるコケリウムでは、組み合わせる苔の高低を考えることが重要です。
高低を意識した配置を組むことは、奥行きのあるレイアウトを作るうえで不可欠です。ぜひ背の高い苔と低い苔を上手く組み合わせて、迫力のあるレイアウトに挑戦しましょう!
背の高い苔:「ヒノキゴケ(檜苔)」「スギゴケ(杉苔)」「シノブゴケ」
背の低い苔:「ハイゴケ(這い苔)」
※スギゴケ。比較的高さがあり、中間から背面にレイアウトするのに向く。
まとめ
・コケリウムは衛生的で、簡単お手入れ不要!
・オリジナルのインテリアが作れるのが最大の魅力
・容器/苔/土さえ用意すれば、すぐに作成可能
・作品ごとに世界観/テーマを決めるのが最大のポイント!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コケリウムという趣味の魅力は伝わりましたか?
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ挑戦してみてもらえると嬉しいです。
自分だけの素敵な作品を作って、ぜひすてきな趣味ライフをお過ごしください!
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