「自分じゃない誰かになりたい」
「自宅でも夢中になれる趣味が欲しい」
「いろんなPCのソフトをいじったりするのが好きだ」
この記事では、そんな方のための趣味を紹介していきます。
こんにちは、天野です!
引きこもり・ニート・フリーターなど、インドアな暮らしを長年経験した中で得たスキルをもとに、様々な趣味や暮らしに関する情報をお届けしています。
今回おすすめしたい趣味は、自宅で気軽に始められるこの活動。
「Vtuberになる」です!
最近ではモデルの作成や操作、そして表情のトラッキングといった技術のハードルが大きく下がっているのを感じます。
けど、特に配信とかは興味ないし……、という方も少し待ってください。
かく言う私も、配信をする勇気もなければ、人の配信を見ることもありません。
それでも、実は「Vtuberになる」最大の魅力は、配信以外のところにあります。
自分じゃない自分に変身をして、その楽しさを味わってみませんか?
3Dモデルの作成やトラッキングの技術などにまったく知識がない初心者でも問題ありません。
まったくの初心者から、理想の3Dモデルを作って配信ができるようになるまでの道のりを紹介します。
・配信するだけじゃない楽しさがある!
・自分だけの3Dモデルが作れるようになる。
・3Dモデルのトラッキング方法。
・3Dモデルの活用方法。
配信だけが目的じゃない――。Vtuberは始める過程が面白い!
自分とは違う姿になって全世界に向かって発信ができる。そんなVtuberの活動には憧れてしまいますよね。
ですが、その人気が急上昇するとともに参入することのハードルが高くなっているのも事実です。
確かに華々しい配信者には憧れますが、配信をするまでの過程にこそ楽しみが詰まっています。
バーチャル世界で受肉するまで楽しみポイント
なりたい自分を作る!
まず絶対に外せないのが、「ガワ」の作成というのは言うまでもないでしょう。
人間誰しも、なりたい理想の姿があるはずです。
たとえば、カラフルな髪の美少女や、オッドアイのイケメンなど、誰しも理想や好みがあるはずです。
(私は美少女になりたい)
そんな自分の「なりたい!」を詰め込んだキャラクターを作れたら、最高に楽しいはずです。
まして、そのキャラクターになれたらもはや最高を超えられます。
髪型や体型、顔の作りはもちろん、性別すら超えられるのが最大の利点です。
最近では様々なコンテンツで自由度の高いアバターを作れますが、一切の制約なく自分の思うままに作れるのは魅力的です。
ぜひ、なりたい理想の自分を突き詰めてみてください!
トラッキングで遊ぶ
モデルが作れたら、次はそれを動かしてみましょう。
ゲームのキャラのようにコマンドを打って動かすこともできますが、やはり醍醐味は自分の身体とのリアルタイムのトラッキングです。
自分の身体の動きや口の動きに合わせてキャラが動いた瞬間は、言葉にはできない感動があります!
全身の動きを反映させるには、高価なモーションセンサーなどの機材が必要になりますが、肩から上だけであれば、特殊な機材は必要ありません。
もちろんそれだけで満足できなくなれば、必要な機材を揃えて全身のトラッキングを試してみましょう。
最近では個人でも高性能なトラッカーが入手できる時代です。ぜひバーチャル世界と繋がる感覚を楽しんでください!キャラが動いた瞬間は、言葉にはできない感動があります!
しっかり全身の動きを反映させるのは、しっかりしたモーションセンサーなどの機材が必要になりますが、肩から上だけであれば、特殊な機材は使わずに反映させられます。
モデルの使い道は無限大!
自分の理想を詰め込んで作ったモデルは、なにも配信で使うばかりではありません。
キャラを自由に動かして遊ぶこともできますし、自分のアバターとして活用することも可能です。
たとえば、VRchatのようなメタバースのSNSでは自作のモデルを取り込んでアバターとして使うことができます。
自分だけのモデルを一つ持っておけば、ある種のアイコン代わりになります。
3Dのバーチャル空間が主流になりつつある今、バーチャル空間で使えるもう一つの自分の身体を作ってみませんか?
これからの時代に、間違いなく1つ持っていて損はないはずです。
いろんなソフトと悪戦苦闘するのも楽しい
モデルの作成から動きの調整、モデルを使った配信やその他の活用などなど、それなりの工程があります。
各工程でいくつかのソフトウェアを使う必要があり、突き詰めなければそれほど難しい作業はありません。
ですが、細かい調整など、お好みに応じて突き詰めることだって可能です。
ソフトを使った作業は試行錯誤の連続です。
模索を繰り返して自分の思い通りに動かせた瞬間の達成感はたまらない快感です!
配信の種類と方法
Vtuberのようにアバターを用いて配信をするには、いくつかの方法があります。
スマホのアプリを使う
最近急拡大している印象のある、ライブ配信のスマートフォン向けアプリ。
顔出し配信だけでなく、Vtuberのようにキャラクターのモデルを動かして配信できるものも増えてきました。
なんと言っても、キャラの作成から配信まで、スマートフォン一台でできてしまうのが最大の魅力です。
2D(PC)
2Dの配信といえば、やはりLive2Dです。
2次元のイラストをまるでアニメのように動かせるのがLive2Dの魅力。たとえば、自分で描いたイラストを動かすこともできてしまいます。
イラストの良さを残しつつ、自分の表情や口の動きに連動させられるのが一番の強みではないでしょうか。
Live2D自体は、2Dイラストを動かすための主要なソフトで、様々な商品やサービスにも活用されているほどです。
実際にVtuberさんもかなりの割合でこのLive2Dを使っていて、本格的な配信活動にも挑戦が可能です!
3Dモデル(PC)
これらの方法の中で、特にオススメしたいのが3Dモデルを使った方法。
その中でも特に使い勝手がいいのが、VRMというモデルの規格です。
VRMの最大の利点は、手軽さと汎用性の高さです。
3Dのモデルには、配信以外にもたくさんの使い道があります。
キャラクターを自由に動かして遊ぶこともできますし、自身のアバターにすることだって可能です。
それ以外にも、少しずつ主流になっている3Dモデルの基礎が学べたり、自由なカスタマイズが可能だったり、嬉しいことがたくさんあります。
ぜひ自分だけの3Dモデルを作って、バーチャル世界を楽しみ尽くしましょう!
PCを使ってVtuberを始めるために必要な機材
・webカメラ(必須)
基本的に、バストアップのみの配信であればWEBカメラが一台あれば問題ありません。
PCにUSBを差し込むだけで、表情やクビの動きなどをしっかりと読み取ってくれます。
・外付けグラフィックボード
パソコンがノートパソコンなどの場合、スペックが不足する可能性があります。
そんな時は、外付けのグラフィックボードがおすすめです!
新たにパソコンを買いなおしたり、自分で改造したりすることなく、簡単にスペックを増強することができます。
VRMを使ってVtuberを始めるための3STEP
1.モデルを用意する
まずモデルがなければ始まりません。
VRMは「VRoid Studio」というサービスを使うことで簡単に用意するができます。
このサービスはイラスト投稿サイトの最王手であるpixivが提供しているだけあって、豊富な機能を安心して使うことができます。
pixivが運営しているからといって、絵が描ける必要はありません!
絵が描ければより自由にモデル調整できますが、絵心がない人でも十分に好みのモデルを作ることができます。
(1). 「VRoid Studio」をインストールする
まずは「VRoid Studio」を入手しましょう。もちろんソフトは無料です!
こちらをインストールすれば、自動的にサンプルの3Dモデルがついてきます。
デフォルトのサンプルでも可愛い&カッコイイモデルが手に入りますので、ベースをそのまま使ってしまうのも一つの手です。
(2). 「BOOTH shop」で好みのパーツを見つける
VRMは、テクスチャと呼ばれる図を使って細かい編集が可能です。
ゲームのキャラクタークリエイトなどでよくある、「顔」「目」「口」「髪」のようなパーツごとの設定図と思っていただければ大きくズレはありません。
テクスチャを自作することはもちろん可能ですが、専門の知識が必要になります。
このテクスチャは、豊富なパーツが販売・配布されていますから、その中から好みに合ったものを集めて組み合わせてしまいましょう!
知識がなくても、しっかりと自分好みのモデルが作れてしまいます。
Vroidテクスチャに関する人気の同人グッズ762点を通販できる! – BOOTH
(3). 好きなパーツを組み合わせて、理想のモデルを作る
気に入ったパーツが集まったら、それをデフォルトのモデルに組み合わせていきましょう。
現実世界では気軽には変えられない髪型も、絶対に変えることのできない体格も、簡単に変えることができてしまいます。
「BOOTH shop」などでダウンロードしたテクスチャを使って、パーツごとにモデルを編集していきます。
「髪型」や「服装」「顔」などによって多少の違いはありますが、基本的な編集の方法は同じです。
ぜひこちらを参考に好みのモデルに変身させてみてください!
テクスチャの取り込み方
今回は、事前にダウンロードしたスカートに変える作業を行います。
スカートを変えるので、「衣装」→「ボトムス」でデフォルトのスカートを選択しています。
柄が変わりました!
そのほか、サイズの調整などの操作は、UIに従って数字を調整すれば簡単に変更が可能です。
ぜひ、いろいろな操作を試してみてください!
2.トラッキングを試す
モデルの用意ができたら、次はそのモデルと自分をリンクさせましょう。
やはり、画面の中のモデルと自分の動きが連動する瞬間には大きな感動があります。
作成した3Dモデルを動かすためのソフトは、いくつかの種類があります。
その中で、通常のWEBカメラを使ってフェイストラッキングをするためのおすすめはこちら。
数ある3Dモデルのトラッキングソフトウェアの中で、この「VSeeFace」はトラッキング性能が頭一つ抜けています。
webカメラを使った気軽なトラッキングなら、この「VSeeFace」で間違いないでしょう。
他にも、全身や手の動きなども含めたトラッキングをしたい場合は、他のソフトも試してみましょう。
他のトラッキングソフトについては、こちらも確認してください。
3.配信をしてみる
youtubeでの配信には、OBSというソフトを利用します。
OBSは、画像やカメラの映像・音声などを管理するためのソフトです。
たとえば、前述のVSeeFaceでモデルを動かしつつ、マイクから音声を集約し、ゲームのプレイ画面を映し出すことも可能です。
VSeeFace+OBSでyoutube配信する方法
①「VSeeFace」の背景を透過させる
こちらが「VSeeFace」の実際の画面です。
フェイストラッキングが有効になっているのを確認したら、右下のボタンからUIなどをすべて取り除いてしまいましょう。
②「OBS」側から「VSeeFace」を呼び出す。
OBSでは読み込む項目(ソース)を選択することができますが、今回は下記のような設定で「VSeeFace」のモデルを表示することができます。
ソース:「ゲームキャプチャ」→「特定のウィンドウをキャプチャ」→「VSeeFace」
※「透過を許可」にチェック。
このようにOBS上で表示がされます。
配信用の画像などを一緒に表示させると、それだけで雰囲気が出ます。
※この背景画像も「BOOTH shop」で購入したものです。
③youtubeチャンネルでストリームキーを入手
配信をしたいyoutubeのチャンネルを作ったら、「ライブ配信」の画面からストリームキーを入手しましょう。
ストリームキーをコピーしたら、OBSの「設定」→「配信」でストリームキーを貼り付けます。
⑤配信開始!
OBSの「配信開始」を押せば配信開始です。
雑談やゲーム実況、思い思いの配信を届けてください!
VRMをもっと活用する
VRMで、話題のVRSNSを楽しもう!
最近、メタバースという言葉が流行語のように取りざたされ、それに伴ってVRSNSの勢いもますます加速している印象です。
VRMを取り込んでアバターとして利用できるサービスもあるので、せっかく作ったVRMをぜひどんどん活用していきましょう!!
VRSNSの最大手。アクティブユーザーの数も非常に多いので、試してみて間違いのないサービスです。
ただ、日本のサービスではないので少し最初のハードルがありますが、VRMを活用するにはもってこいのサービスの一つです。
追記:2024年5月、ついにメニュー表示が日本語対応するようになりました!
これまではどうしても言語の壁がありハードルが高かったのですが、気軽に触ることができるようになりました。
まとめ
Vtuberの面白さは、配信活動だけでなく、その準備の過程にあります。
なりたい自分を考えて自分で作る楽しさは、間違いなく他の趣味では体験できません。
そして、モデルの作成にはいくつかの方法がありますが、お手軽、かつ拡張性の高い3Dモデルの作成がおすすめ!
VRMと呼ばれるモデルを作るには、pixivが提供しているVRoid Studioを活用しましょう。
そして、トラッキングは簡単なWEBカメラとソフトさえあれば挑戦可能
近年でグッとハードルの下がった、モデル作成やトラッキング、そして配信活動を、ぜひ挑戦してみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Vtuberを始めてみたいと少しでも思っていただけたなら嬉しいです。
私はVuberとして活動はしていませんが、3Dモデルを操作したりトラッキングの技術をいじったりするのが楽しくて、一通りの技術に触れてみました。
実際に配信をしてみるも良し、3Dモデルを作って楽しむも良し、皆さんも思い思いの楽しみ方を探してみていただければと思います。
間違いなく、自宅での楽しみ方の幅が広がるはずです!!
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ挑戦してみてもらえると嬉しいです。
Vtuberの世界へと一歩を踏み出して、ぜひ素敵な趣味ライフをお過ごしください!
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